◆「第52回環境ゼミナール」のご報告 |
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日 時:2006年12月13日(水)17:00〜18:30
テーマ:宇宙の環境問題 〜宇宙ごみの現状〜
講 師:相馬 央令子 氏
東京理科大学大学院
工学研究科電気工学専攻 博士後期課程
場 所:財団法人日本環境財団 |
相馬央令子氏に「宇宙環境問題〜宇宙ごみの現状〜」についてご講演いただきました。
氏は東京理科大学大学院修士課程(電子工学専攻)を修了されて、現在同大学院の博士後期課程に在籍されています。
研究に従事する傍ら、現在注目されている国立科学博物館主催の「サイエンスコミュニケーター養成実践講座」の第一期生として、サイエンスコミュニケーション活動に積極的に取り組まれていることもあり、この日もご自身が日々取り組まれている「宇宙ごみ」((space debris)を取り巻く環境問題についてわかり易くご説明いただきました。 |
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宇宙に浮遊している物体のうち、稼働中の人工衛星が5%に対して、宇宙ごみは95%にも及ぶこと、宇宙飛行士が落とした手袋が時速26,000kmで地球の周りを飛び回り続けたエピソードなど、宇宙ならではのスケールの大きな話が盛りだくさんでした。
参加者は模擬実験で宇宙ゴミに想定した飛翔体によって貫通したアルミニウム製の試料を手に取り、その衝突力に驚くなど貴重な体験が出来たようです。近年、地上への落下報告も多数あり、人工衛星の打ち上げへの支障も懸念されている宇宙ごみ問題は、私達の生活への影響も深く考えさせられたお話でした。 |
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