◆「第127回環境ゼミナール」のご報告 |
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日 時:2009年10月15日(木)17:00〜18:30
テーマ:都市交通を巡る新しい波
〜環境・健康・高齢化・エネルギーの制約を乗り越えて
幸福を実現するために〜〜
講 師:小林 成基 氏
特定非営利活動法人自転車活用推進研究会
理事長兼事務局長
場 所:財団法人日本環境財団 |
小林成基氏に「都市交通を巡る新しい波」をテーマにご講演いただきました。
「NPO法人自転車活用推進研究会」は提言型NPO団体とのことで、小林氏ご自身が全国各地で講演を行うなど幅広い活動をしていらっしゃいます。
現代が車社会になってしまったのは、人々が利便性を求め、車が快適に走れる社会を作り出してしまったからだそうです。
しかし、エネルギー多消費社会の限界は見えてきた上、気候変動・エネルギー高騰・高齢化といった人類が未だかつて体験したことのない大変革が始まっています。 |
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そこで、持続可能な社会を作る為にも、自転車の活用を勧めているそうです。
ところで、皆さんは自転車に対してどんなイメージをお持ちですか?
・・・歩道を飛ばす危険な乗り物?ちょっと早くて乱暴な歩行者の仲間?
いえいえ、自転車は車に代わる便利な乗り物と考え方を変えてみてください。
本来自転車は歩道ではなく、車道を走るよう定められています。ところが1970年代から歩道を走り始め、現在では歩道を走ることが正しいことのようになっています。
しかしながら、現在の日本の道路は車のために作られているため、自転車の走る場所がなく、とても危険です。
そこで、自転車が快適に走ることのできる自転車専用道路の整備も提言しているそうです。
実際フランスのパリでは、車線削減や車の一方通行化などの工夫で、12年間で約50倍の自転車道路を実現しているとのことです。
他にも自転車で健康になるには・・・といった興味深いお話を聞くことが出来ました。
世界初!「エコサイクルマイレージ」、「自転車名人」、「自転車検定」といったキーワードが気になる方は、ぜひ自転車活用推進研究会のホームページをご覧ください! |
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