◆「第117回環境ゼミナール」のご報告 |
|
日 時:2009年1月28日(水)17:00〜18:30
テーマ:魔女と造園学
〜ヨーロッパの魔女によるエコツーリズムが
森林環境を保全する〜
講 師:磯崎 邦夫 氏
東京大学庭師倶楽部 顧問研究員
宮 江介 氏
東京大学庭師倶楽部 主任研究員
場 所:財団法人日本環境財団 |
磯崎邦夫氏、ならびに宮江介氏に「魔女と造園学〜ヨーロッパの魔女によるエコツーリズムが森林環境を保全する〜」をテーマにご講演いただきました。
日本では、団塊の世代には米国TVドラマ「奥様は魔女」、アラフォー世代にはTVアニメ「魔法使いサリー」、そして近年の子ども達にはTVアニメ「おジャ魔女どれみ」など、「魔女」はイメージや親しみを持ちやすい『キャラクター』でもあります。
そんな「魔女」をキャラクターとして捉え、「造園学」をわかりやすく解説・解析しようというのがこの研究の背景にあるそうです。 |
|
「魔女」と呼ばれる人たちは、自然の原理を上手に利用する、自然界と文明社会との狭間に位置づけられる人たちだそうで、そんな彼らの知恵を「造園学」の視点から見てみる、というのが磯崎氏や宮氏の手法である。
実際、研究におけるリサーチによると、「魔女」が持つと考えられている「魔力」は科学的根拠に基づいているそうで、例えば、野草やハーブを使った薬、月齢等を考慮して物事を行うこと等が挙げられます。
これらの自然の原理を上手に利用する手法を「造園学」に取り入れ、自然との共生を図った森づくりや街づくりを検討するのだそう。
未来を見据えた森づくりや街づくりが魔女の魔法で夢膨らむ...。
なんともステキな手法だと思いませんか??
東京庭師倶楽部では様々な角度から「造園学」の研究を行っており、今後、定期的に日本環境財団の勉強会でご紹介していただけることになりました。
皆さん、お楽しみに!! |
UP▲ |