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◆「第66回環境ゼミナール」のご報告
2007年6月6日
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◆「第66回環境ゼミナール」のご報告
日 時:2007年6月13日(水)17:00〜18:30
テーマ:パレスホテルの「循環型リサイクルシステム」
講 師:
笹本 猛 氏
株式会社パレスホテル マーケティング部 広報室室長
場 所:財団法人日本環境財団
笹本猛氏に「パレスホテルの『循環型リサイクルシステム』」をテーマにご講演いただきました。
平成4年よりパレスホテルでは、環境対策に取り組んでいます。当初は工場で開始した鶏ガラをバイオ処理によりペットフードの飼料とする(現在は肥料として農家へ提供)取り組みも試行錯誤を重ね、現在ではパレスホテル本社の生ゴミを堆肥化して販売するまでになっています。
中でも2000人を超す従業員にゴミ分別の必要性を説き、徹底した分別が実行されるまでが一番苦労されたとの事です。
企業の中だけではなく日常生活においても、個人個人がゴミについて分別意識を高めることが一番の環境対策なのではないかと考えさせられるゼミナールとなりました。
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◆「第67回環境ゼミナール」のご報告
日 時:2007年6月6日(水)17:00〜18:30
テーマ:サラリーマンから有機農業へ
講 師:
木村 誠 氏
有限会社TKF 代表取締役
場 所:財団法人日本環境財団
木村誠氏に「サラリーマンから有機農業へ」をテーマにご講演いただきました。
農業を始めるきっかけは、土壌改良剤の製造会社でミネラル液(岩石からミネラル分を抽出した液体で、農産物を健全に育てるためのもの)に携わったことです。
そこで、農薬、化学肥料を使わずに経営として成り立つ農業を始めました。
農業で一番大切なところは土壌つくり。卵の殻を使ったり、米糠から堆肥を作ったり、自然界にあるものを用いて良い土をつくれば、健康にもよいおいしい野菜ができます。
参加者のみなさんも木村氏が栽培した野菜を試食し、良い土=おいしさに納得されたようです。
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◆「第68回環境ゼミナール」のご報告
日 時:2007年6月27日(水)17:00〜18:30
テーマ:遊牧の論理が支えるエコロジー
講 師:
笹井 宏益 氏
国立教育政策研究所 総括研究官
場 所:財団法人日本環境財団
笹井宏益氏に「遊牧の論理が支えるエコロジー」をテーマにご講演いただきました。
遊牧民は5000年前より同じ生活をしています。
自然に手を加えるのではなく、草木を求めて移動をしています。
食料も必要な分だけを用意することで、過剰分を出さず、家畜の糞でさえも燃料として利用する環境にやさしい生活をしています。
こうした古くからの生活習慣が結果としてエコロジーとなっています。
笹井氏は、ゴミ問題をどうするのかではなく、ゴミを出さない生活を考えることが大切とのお考えをお話くださいました。
自然の中で暮らし、自然と共生している遊牧民のくらしをお手本に、私達も環境保全への取り組みについて考えさせられるゼミナールとなりました。
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