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◆「第34回環境ゼミナール」のご報告 2006年6月14日
 
◆「第35回環境ゼミナール」のご報告 2006年6月21日
 
◆「第36回環境ゼミナール」のご報告 2006年6月28日
 
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◆「第34回環境ゼミナール」のご報告

日 時:2006年6月14日(水)17:00〜18:30

テーマ:高等学校に森林・林業教育

講 師:井上 真理子 氏
       独立行政法人森林総合研究所 多摩森林科学園
        教育的資源研究グループ 研究員

場 所 :財団法人日本環境財団

 木は光合成によって育成するため、化石資源のように一度限りではない持続可能な資源です。
 その大切な資源を守り育てるための森林・林業教育について井上真理子氏がお話くださいました。
 全国土の67%が森林という現在の日本。
 昔はさらに広い面積でおおわれていたのではと想像しますが、150年前(江戸時代末期)や60年前の終戦直後の日本では、現在よりも森林の占める割合が少なかったそうです。
 特に人里近くでは、森林建築用、炭や薪の燃料として利用され、山野では採草や焼畑が盛んに行われていたため禿山状態となっていました。
 それを人々が植林等の努力をして再生させた結果が今、私達の暮らしている緑豊かな日本です。
 しかし今日緑を守り、育ててゆくための技術を習得する場が失われつつあります。農業系専門高校の数も減り、また学校を卒業しても就職先が少ない、安い賃金で働かざるえないなど、知識や技術を生かす場がないのが現状です。
 先代の人々から受け継いだこの美しい日本を次の代に伝えていくにはどうすればよいのかと考えさせられる一時間でした。
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◆「第35回環境ゼミナー」のご報告

日 時:2006年6月21日(水)17:00〜18:30

テーマ:都市におけるヒートアイランド現象
          〜暑い夏を迎える前に〜

講 師:山本 桂香 氏

場 所:財団法人日本環境財団

 現在の地球の平均気温は20世紀の100年間に約0.6℃上昇しているとの報告がなされています。
 その中でも特に日本の場合、大都市における平均気温の上昇は2〜3℃と地球の温暖化傾向にくらべ進行速度が速まっています。
 このように都市部の気温が周辺郊外よりも高温化する現象をヒートアイランド現象と呼びますが、2001年8月に環境省はこれらの現象を「都市の熱大気汚染現象」との見解を公表しました。
 原因としては人工排熱の増大、緑地に代わってコンクリートやアスファルトの使用が増えた事など様々な要因が挙げられますが、それらに地形や気象条件等の都市特有の構造が相互に影響しあうため発生メカニズムが複雑となっており、現象を緩和するのは困難であると言わざるをえません。
 現象緩和策として各地で行われている取り組みとして有名なのは目黒川を利用した風の道の確保です。他にも海外における成功対策事例としては韓国の清渓川復元事業が挙げられます。これは都市において大規模な清流の復活を成し遂げたという世界的に見ても貴重な事例といえるでしょう。
 しかしまだまだヒートアイランド現象を緩和するには乗り越えなくてはならない課題があります。また、短期的な視野で計画を練るのではなく長期的な視野で考えた対策が必要となっている今日です。
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◆「第36回環境ゼミナール」のご報告

日 時:2006年6月28日(水)17:00〜18:30

テーマ:富士山を世界遺産に!その光と影
          〜環境保全・自然・文化の視点から考える〜

講 師:藤田 あや子 氏
       富士山クラブ 理事

場 所:財団法人日本環境財団

 ご幼少時代を富士山の麓で過ごされ、今も尚、富士山の自然をこよなく愛する藤田あや子先生にご講演いただきました
 昔から、唄に詠まれ、書画に描かれた美しい富士山は、現在では不法投棄や観光客や登山家の残すゴミとし尿で目を覆うばかりの環境破壊を起こしているのが現状です。
 平成6年に「富士山を世界遺産に」という運動が起こり約240万人の署名とともに、世界遺産リストへの登録に関する請願が国会で採択されました。
 しかし、富士山の環境問題、管理問題、開発と自然保護問題などで特にし尿処理が出来ていない、ゴミが多すぎ汚い山として、解決しなければならない点が明確に浮かび上がってきました。
 その後、富士山クラブでも、富士山のし尿浄染問題解決のため、5年前に環境トイレを設置、ゴミ拾いの清掃活動など、環境保全活動を進め、また環境教育のプログラムも実施し、その他、多くの市民団体や企業・行政も、これらの問題解決に取り組んでいます。
 しかし、平成12年に文化庁文化財産保護審議会の世界遺産条約委員会で富士山の文化的意義の点で、世界遺産となれる可能性が言及されましたが、しかし厳しい評価基準に落第となってしまいました。
 富士山と言えば日本のシンボル的霊峰です。
 日本が世界に誇る山として、どのように取り組んでいくべきか、美しい富士山を存続する為に必要なこととはなにか、日本人として世界に恥じない対応が早急に求められているのです。
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